仙界/双竜 > 親子 
-- Update :2005-01-17 --
数年後 / 月璃、木蓮
「なー月璃ーはらへったー(グゥグゥ)」
「さっき木の実食べたばっかじゃん。我慢しなよ」
「オレそだちざかりなんだよ?あれっぽっちでたりるワケないじゃん」
「……(フゥ) ほら、これが最後だからね。帰ったらちゃんとゴハンあるから」
「うん」

「―――にしてもこんな遠くまで、一体何しに来たのさ?」
「んー?ちょっと、たんけんに。こうきしんおうせいなとしごろなんだよ」
「……旺盛すぎるだろ。子供が一人で出歩くような距離じゃないぞこれ」
「オレもう5さいなんだし、ひとりでだいじょうぶだよ」
「世間一般で言うと5歳っていうのは完全にお子様なの。
  ……無事だったからよかったものの何かあったらって気が気じゃなかったんだから」
「何かって?」
「怪我するとか攫われるとか……とにかく、凄い心配したんだからね」
「……。なあ、アイツは?しんぱいしてた?(くい)」
「当たり前じゃないかそんなの。帰ったら思いっきり叱られるかもね。覚悟しときなよ」
「……げー……」

「―――結構距離あるなぁ……。日も暮れそうだし、翔んでった方がいいかな」
「え、マジ?竜になるの!?(わく)」
「ちょっとスピード出すから、落っこちないようにしっかり掴まってなよ」
「うんっ …やた、乗っかるのひっさびさー♪」
月璃とその愛息子。
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