仙界/双竜 > 夢幻の住人 
-- Update :2004-05-23 --
2、30年前 / 夕琥
その金の瞳は何も映さない

最初に逢った時からそうだった

此方を見ているようで、決して何も見ていない

自分よりも随分と年上な筈のそれが、時折酷く幼く見える

強いのか脆いのか、彼にはその本質は計り知れなかった

何も映さずただ遠くを見ているだけのその瞳は、彼にはとても寂しいものに見えた

ただ、何かをずっと待ち続けている

それが見つかるまで、その金の瞳は決して光を灯す事はないのだ
夕琥視点から見た白竜。
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