現在 / 黒竜
暗がりにものも言わずじっと座っていると、時間の感覚が麻痺してくる。
此処にこうしてから一体どのくらいの時が過ぎたのだろう。
今は何も考えたくなかった。
冷たい大地の感触に癒されながら、時が過ぎてゆくのをただじっとやり過ごす。
何が正しいのか。
どうするのが一番良い方法なのか。
自分の為そうとしていることがどういう結果を導くのか、ある程度の予想はついていた。
そしてその時の相手の表情を想像すると、躊躇わずにはいられない。
時代はゆっくりと動き始めている。
もう、後に引く事はできないのだ。
黒竜さんの陰謀。
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