クローディア
父さま母さま、ごめんなさい
何千回何万回となく繰り返してきた言葉
声に出すことはできず、心の中だけで
二人はたくさんのものをくれたのに、あたしは何一つ返すことができなかった
苦しみとか辛さとか痛みとか、そういった全てのものからあたしを守ってくれていた
そんな両親を奪われて、たくさん傷つけられて、
なのに憎みきることができないなんて、なんと浅はかで愚かで罪深い娘なんだろう
呼ぶだけで安心できた二人のことを、今はもう口にすることはできない
その名はきっとあの人の傷を抉ってしまう
既にもう傷だらけなのに、これ以上血を流してほしくなかった
それが両親に対する裏切りだとわかっていても
父さま、母さま
受け入れてしまった罪はあまりにも重くて、
赦してほしいなんて言える筈もない