シャナ
今日、わたしはかいだしの係。
いつもは乱がいっしょについてきてくれるんだけど、別のようじがあって行けないって言ってた。
道もおぼえてるしひとりでもだいじょうぶって思ったんだけど、ひとりじゃあぶないって出流がいっしょにいってくれることになった。
ちょっと、こころづよい。
乱といっしょにあるいてると、いつもわたしはおいてかれる。それでおそいっておこられる。
だけど出流は、ちゃんとわたしとあわせてゆっくりあるいてくれた。
出流はやさしい。乱より足もながいのに。
かいだしのとちゅう、モモの味のあめが売ってるおみせが今日もひらいてた。
前にもたべたことある。あまくておいしかった。
そうおもって見てたら、出流がひとつ買ってくれた。
乱には内緒にしておかねばのう、って言ってた。
ないしょ。
服のおみせの前をとおったとき、ひらひらのピンクのエプロンを着てる人形がいた。
朔良が着たらにあいそうって言ったら、出流もそうだなってうなずいてくれた。
かえったら、朔良におしえてあげよう。