設定たれながせ

設定凛花,月璃,梅吉,炎陸,茜瑞,黒竜

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炎陸(梅吉)
男。外見20代。凛花に憑いている鬼。元々は人間。
本名天炎陸(ティエン イェンルー)。出身は華南。月璃の遠いご先祖にあたる。
数百年前の天家当主だったが、若くして病死したとされている。
表向きには病死だが、本当のところは狂気にとりつかれ密かに幽閉された末の獄中死だった。
若き当主の突然の変貌の理由は、当の本人以外には分からずじまいだった。
天家の当主として健在だったとき、炎陸は一人で近くの森に息抜きに出掛けていた。
そこで彼は一人の半妖の少女と出会う。名前は茜瑞(シールイ)。
彼女は町の住人から虐げられた経験があり、人目を忍ぶように一人森の中で暮らしていた。
彼女はどれほど人からきつく当たられても、憎悪の感情を持つことは無く、それどころか人に対して愛情さえ抱いていた。
競争にまみれた環境で生きてきた炎陸には、彼女のそういった在り方は大層新鮮に感じられ興味を持つ。
ただ何をするでもなく二人で過ごすその時間が、炎陸にとって唯一の安らぎになっていた。
だがある時、たびたび一人で森に出向く当主を不審に思い、一族の者によって追跡が行われ、茜瑞の存在が発覚する。
我らが当主に半妖などが近づくのは好ましくないという一族の意向により、炎陸の知らぬ間に秘密裏に茜瑞の排除は行われた。
後に炎陸はその事実を知り、手を下した者に対して報復を行う。
これらの事件は一部の者しか知り得なかったため、また、炎陸は表面上激昂するでもなく淡々と手を下したため、彼は狂人とみなされることとなった。
炎陸は死後、実体を持たない悪霊のような形でしばらくの間彷徨うこととなった。
亡霊となった炎陸は、ある時黒竜と出会う。
半身である白竜に縁のある天家、その当主が亡霊となってうろついていることに興味をもった黒竜は、彼に接触を持つ。
そうして炎陸は黒竜との取引の後、あやふやな霊魂の状態から実体を持つ”鬼”として姿を変え、黒竜の配下に収まった。
実体を得た炎陸はその後しばらく各地を転々とし、やがてイズルビにたどり着く。
鬼の身となった彼の目に留まったのは、鬼退治を生業とする四光の里であった。
興味を覚え、近づきすぎないよう距離をとりながら様子を伺っていたが、うっかり油断して一人の少女と接触してしまう。
少女の名は凛花。幼いとはいえ四光の里の一員だった。
あれやこれやの成り行きで、炎陸は凛花の憑き鬼となる。
鬼にとって名は本質を現すもの。炎陸という名は周囲の者には秘され凛花のみに明かされた。
呼び名に困る、ということで、彼には「梅吉」という仮の名が凛花によってつけられた。
黒竜の支配下にあるとはいえ、それほど干渉されることもなく用のある時に何かちょっと頼まれるという程度なので、普段は凛花の傍に四六時中くっついている。
姿は自在に消すこともできるため、事情を知っている数名を除き、普段人前に姿を現すことは滅多に無い。
凛花にとっても「鬼」としての正体しか知らず、詳しい生い立ちなどは把握していない。
また、背後に黒竜という得体の知れないモノが居ることもぼんやりと判っているような判っていないような。
常に傍には居るが凛花のほうからあまり深く干渉してはこない。(というかしても大抵はぐらかされている)
密なようでいて結構ドライな関係でもあったりする。