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カッフェル:公子編
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*カッフェル:公子編 [#l674adc3]
**関連キャラ [#jb519264]
カルフォード
ルイス、アストライア
----
#contents
**公女への想い [#a451cf70]
気づいたのはお忍びに出るようになってちょっとした頃。
8歳~10歳くらいだったと思います。
他の少年たちがあの子がいいこの子がいいとか話してるのを聞...
この頃にはもう血が繋がってない事知ってて、だから好きって...
妹はまだ知らなかったから、無邪気に懐いてきてくれてたりし...
そしてだんだん、キモチは成長していきます。
ちょっとしてから、状況はもっとずっと複雑だったって事に気...
事実上は血が繋がっていなくても傍から見たら兄妹であり、結...
血の繋がりが無いことは彼ら家族にとって絶対的な秘密であり...
それくらいのことは幼いながらも確りと理解してました。
妹にしても、もし自分の気持ちに気づいたら困るだけではない...
だけどこの頃にはもう気持ちは大きくなりすぎていました。
だから悩みます。悩んで悩んで、忘れようとします。
それが13、4歳の頃。
公女に対してもこの頃から冷たくあたるようになってしまいま...
想いを伝えることができないのなら、言っても困らせてしまう...
そうは言ってもやっぱり公女の淋しそうな表情を見るのは辛い。
だから極力、避けてしまうようになりました。
14~5歳の頃は公子荒れてます。
時間があれば、そのほとんどを街に出て過ごしていました。
公女を忘れるために、別の女の子と付き合う……なんてのもあっ...
それでも、やっぱりどうしても、想いを断ち切ることはできず…...
そんなある日、公子大怪我をしてしまいます。それこそ死ぬ程...
生死の淵を彷徨ってなんとか生還したワケですが。
その、死を垣間見た瞬間に脳裏に浮かんだのは公女でした。
そうして公子は悟ります。
「自分は決して公女を忘れることなんてできない」ということ...
忘れられないのなら、一生この想いを抱えて生きていこう。
彼女が誰の許に行こうとも、幸せでいてくれるならそれでいい。
そしてこの時、公子は生涯独身を通すことを決めました。
それでも年頃になると、公子のもとにも縁談が来るようになり...
だからといって真実を告げるわけにもいかない。
相手のことを愛せないと判っていて、その上で婚約なんてのは...
公子はそう考えて、断り続けました。
だけどそれも続くとやがて不審に思われ始めます。
そんな折に舞い込んできたのがアストライアさんとの縁談でし...
彼女もまた、望まないのに周囲から結婚を勧められていました。
周りの目を誤魔化すために。これ以上煩わしい縁談を持ち込ま...
互いに利害の一致した二人は同盟を結び、表向きの婚約を交わ...
だけどそれも一時的なごまかしにすぎない。
せめて、公女が誰かの許に嫁ぐまでは―――そう考えていたのかも...
だけど唐突に変化は訪れます。すなわち、公室の血の秘密の暴...
陰謀と策略が入り混じり、今までに無く緊迫した空気が漂う公...
そんなピリピリとした空気の中、公女は心労で倒れてしまいま...
時間を見つけて彼女の看病をしているうちに公子は、次第に公...
色んな経緯・理由から、公子は家を出ることを決意しました。
誰にも告げないで去るつもりだったけど、最後に一目逢いたく...
別れを口にした時、公女がこぼした一筋の涙。
それを見て思わず彼女を抱きしめてしまいます。
そうして告げてしまいます。10年間、誰にも言えなかった自...
公女もそれに応えてくれました。
そして二人は約束します。
いつか必ず迎えに来ることを。それまで待っていることを。
そして最後に公子は、自分の指輪を公女に託しました。
**過去 [#jcfed2dc]
14~16歳くらいまで公子荒れてました。
でも荒れてたと言っても家庭内暴力とか補導されたりとかは流...
家族の前ではイイ子でした。むしろ他人行儀だったカト。
勉強とかもちゃんとやって。説教する隙も与えないくらい。
悩んでるコトあっても何も言わない。苛々したら外で発散。
家族の人も「様子がおかしい」コトには気づいてて心配とかし...
訊かれても笑顔で「何も無い」とはぐらかします。
この頃あんまり家の人とも関わらず、無表情で冷たいオーラ出...
心の底から笑うことは、多分この時期無かった。
愛想笑いがずいぶん上手くなりました。
その分外ではもう好き勝手やってました。
悪いコトもいっぱい。家族には言えないような事も。
でも足がつくようなことはしませんでした。
正体も無論キッチリ隠して。徹底的に抜かりなく。
今から考えると別人なくらい、隙が無かった。
「家族にだけは迷惑かけない」
自分で決めたその事だけは、しっかりと守っていました。
**これから [#m6d7cc40]
公子が家を出た理由として一番大きいのは、「兄に公位をつい...
色々言われてはいるものの、彼自身に公位を継ぐ気は全くあり...
だけど周囲はそうは見てくれず、事あるごとに彼を押し上げよ...
そんな状況を兄が面白く思うはずも無く、仲の良かった兄弟の...
いずれ兄が無事に公位を継いだとしても、何らかのしがらみは...
兄にこれ以上煩わしい思いをさせたくない。そう思ったのも理...
幼い頃からの夢はただ一つ。「兄の補佐をすること」で、それ...
先の見えない状況だけど、公室にはもう戻るつもりはありませ...
そのうち落ち着いたら、家族に会いに戻りたいとも思っている...
公子頑固です。一度決めたらかたくなに自分の意見を変えよう...
公子にとって一番の泣き所は公女様。
彼女との仲は何を置いても秘密にしておかなければなりません。
このことが知れたら、第一公子派にしろ第二公子派にしろ、彼...
だから絶対に、知られるわけにはいかないのです。
安全策をとるならば、公女に逢いに行ったりしなければいいの...
10年想い続けてやっとで実った恋。そう簡単に割り切れるは...
だから結構ちょくちょく逢いに行ってるのかも。無論細心の注...
だけどもし、公女の身が危険にさらされるようなことになった...
例えその先に待っているものが破滅のみだとしても。
とはいえ基本的には争い事も揉め事も極力避けたい人なので。
できればこのまま、何事も無く過ぎていけばいいと切に思って...
兄が無事公位を継ぐまでは、何が何でも逃げきるつもりで。
臆病者だとそしられてもいい。公家の歴史から抹消されること...
ただ、今までのように平和な国であってくれること、それだけ...
叶うならばどこかで公女と静かに暮らしたい。
今はただ、その二つだけが公子の願いです。
終了行:
*カッフェル:公子編 [#l674adc3]
**関連キャラ [#jb519264]
カルフォード
ルイス、アストライア
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**公女への想い [#a451cf70]
気づいたのはお忍びに出るようになってちょっとした頃。
8歳~10歳くらいだったと思います。
他の少年たちがあの子がいいこの子がいいとか話してるのを聞...
この頃にはもう血が繋がってない事知ってて、だから好きって...
妹はまだ知らなかったから、無邪気に懐いてきてくれてたりし...
そしてだんだん、キモチは成長していきます。
ちょっとしてから、状況はもっとずっと複雑だったって事に気...
事実上は血が繋がっていなくても傍から見たら兄妹であり、結...
血の繋がりが無いことは彼ら家族にとって絶対的な秘密であり...
それくらいのことは幼いながらも確りと理解してました。
妹にしても、もし自分の気持ちに気づいたら困るだけではない...
だけどこの頃にはもう気持ちは大きくなりすぎていました。
だから悩みます。悩んで悩んで、忘れようとします。
それが13、4歳の頃。
公女に対してもこの頃から冷たくあたるようになってしまいま...
想いを伝えることができないのなら、言っても困らせてしまう...
そうは言ってもやっぱり公女の淋しそうな表情を見るのは辛い。
だから極力、避けてしまうようになりました。
14~5歳の頃は公子荒れてます。
時間があれば、そのほとんどを街に出て過ごしていました。
公女を忘れるために、別の女の子と付き合う……なんてのもあっ...
それでも、やっぱりどうしても、想いを断ち切ることはできず…...
そんなある日、公子大怪我をしてしまいます。それこそ死ぬ程...
生死の淵を彷徨ってなんとか生還したワケですが。
その、死を垣間見た瞬間に脳裏に浮かんだのは公女でした。
そうして公子は悟ります。
「自分は決して公女を忘れることなんてできない」ということ...
忘れられないのなら、一生この想いを抱えて生きていこう。
彼女が誰の許に行こうとも、幸せでいてくれるならそれでいい。
そしてこの時、公子は生涯独身を通すことを決めました。
それでも年頃になると、公子のもとにも縁談が来るようになり...
だからといって真実を告げるわけにもいかない。
相手のことを愛せないと判っていて、その上で婚約なんてのは...
公子はそう考えて、断り続けました。
だけどそれも続くとやがて不審に思われ始めます。
そんな折に舞い込んできたのがアストライアさんとの縁談でし...
彼女もまた、望まないのに周囲から結婚を勧められていました。
周りの目を誤魔化すために。これ以上煩わしい縁談を持ち込ま...
互いに利害の一致した二人は同盟を結び、表向きの婚約を交わ...
だけどそれも一時的なごまかしにすぎない。
せめて、公女が誰かの許に嫁ぐまでは―――そう考えていたのかも...
だけど唐突に変化は訪れます。すなわち、公室の血の秘密の暴...
陰謀と策略が入り混じり、今までに無く緊迫した空気が漂う公...
そんなピリピリとした空気の中、公女は心労で倒れてしまいま...
時間を見つけて彼女の看病をしているうちに公子は、次第に公...
色んな経緯・理由から、公子は家を出ることを決意しました。
誰にも告げないで去るつもりだったけど、最後に一目逢いたく...
別れを口にした時、公女がこぼした一筋の涙。
それを見て思わず彼女を抱きしめてしまいます。
そうして告げてしまいます。10年間、誰にも言えなかった自...
公女もそれに応えてくれました。
そして二人は約束します。
いつか必ず迎えに来ることを。それまで待っていることを。
そして最後に公子は、自分の指輪を公女に託しました。
**過去 [#jcfed2dc]
14~16歳くらいまで公子荒れてました。
でも荒れてたと言っても家庭内暴力とか補導されたりとかは流...
家族の前ではイイ子でした。むしろ他人行儀だったカト。
勉強とかもちゃんとやって。説教する隙も与えないくらい。
悩んでるコトあっても何も言わない。苛々したら外で発散。
家族の人も「様子がおかしい」コトには気づいてて心配とかし...
訊かれても笑顔で「何も無い」とはぐらかします。
この頃あんまり家の人とも関わらず、無表情で冷たいオーラ出...
心の底から笑うことは、多分この時期無かった。
愛想笑いがずいぶん上手くなりました。
その分外ではもう好き勝手やってました。
悪いコトもいっぱい。家族には言えないような事も。
でも足がつくようなことはしませんでした。
正体も無論キッチリ隠して。徹底的に抜かりなく。
今から考えると別人なくらい、隙が無かった。
「家族にだけは迷惑かけない」
自分で決めたその事だけは、しっかりと守っていました。
**これから [#m6d7cc40]
公子が家を出た理由として一番大きいのは、「兄に公位をつい...
色々言われてはいるものの、彼自身に公位を継ぐ気は全くあり...
だけど周囲はそうは見てくれず、事あるごとに彼を押し上げよ...
そんな状況を兄が面白く思うはずも無く、仲の良かった兄弟の...
いずれ兄が無事に公位を継いだとしても、何らかのしがらみは...
兄にこれ以上煩わしい思いをさせたくない。そう思ったのも理...
幼い頃からの夢はただ一つ。「兄の補佐をすること」で、それ...
先の見えない状況だけど、公室にはもう戻るつもりはありませ...
そのうち落ち着いたら、家族に会いに戻りたいとも思っている...
公子頑固です。一度決めたらかたくなに自分の意見を変えよう...
公子にとって一番の泣き所は公女様。
彼女との仲は何を置いても秘密にしておかなければなりません。
このことが知れたら、第一公子派にしろ第二公子派にしろ、彼...
だから絶対に、知られるわけにはいかないのです。
安全策をとるならば、公女に逢いに行ったりしなければいいの...
10年想い続けてやっとで実った恋。そう簡単に割り切れるは...
だから結構ちょくちょく逢いに行ってるのかも。無論細心の注...
だけどもし、公女の身が危険にさらされるようなことになった...
例えその先に待っているものが破滅のみだとしても。
とはいえ基本的には争い事も揉め事も極力避けたい人なので。
できればこのまま、何事も無く過ぎていけばいいと切に思って...
兄が無事公位を継ぐまでは、何が何でも逃げきるつもりで。
臆病者だとそしられてもいい。公家の歴史から抹消されること...
ただ、今までのように平和な国であってくれること、それだけ...
叶うならばどこかで公女と静かに暮らしたい。
今はただ、その二つだけが公子の願いです。
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