リヴァのとある墓場にて産まれる。 両親は不在。母親は死亡、父親は会った事ありません。 育ての親は墓守の爺さん。 爺さん死後彼の息子(か娘)夫婦(富豪)に引き取られるがそこでの扱いは散々だった模様。 数年そこにいて後逃亡(半ば追い出され)、施設で過ごすがそこでも長続きしなかった模様。 そこでもなにやら事件が起こっちゃって逃げて、追われ。 その後身を隠し中にリュカと遭遇。異端審問会に捕まって処刑されました。 いや、生きてますが。
要するに殺しても死なない人。 生まれたのが墓場ってことですけど、臨月迎えて死亡した母親から生まれましたーてことで。 寿命迎えれば死にますけども、それ以外では何やっても死なない。 切り刻まれても火炙りにされても首ちょん切られても、生きてます。 時が経てば傷も自然に癒える。(当然常人よりも回復速度は異様に速い) だもんで審問会に目をつけられましたとさ。化け物として。 外見はごくごくフツウです。
とある小さな平凡な村に、幸せな若夫婦が住んでいました。 新婚ほやほやで、まだ子供は居なかったけれどもそれはもう仲睦まじく。 ところがある時その幸せは一瞬にして崩れ去ってしまいます。 隣町まで用事にでかけていた妻は、道中で山賊に襲われます。 命までは取られなかったものの酷い乱暴を受けてしまいました。 全身大怪我を負っていましたが、何より酷かったのは心の傷でした。 夫はそんな妻を心から労わり、介抱します。 けれど数ヵ月後、妻は山賊の子を身篭っていることがわかります。 それを知ったとき妻は絶望し、自ら命を絶とうとします。 夫は必死でそれを止めました。 そして彼女に言います。例え自分の子じゃなくとも、この子はお前の子なのだから。 お前と共に一生愛し、守ってゆくと。 妻は夫の言葉が心からのものだと感じ、頷きます。 だけど日が経つにつれ、お腹の子が大きくなってゆくにつれ、妻はどんどん怖くなってゆきます。 あの日襲われた時から、彼女の心のネジはどこかずれてしまっていたのでした。 そしてどんどん心を病んでゆきます。 夫には気付かれないように。彼の前では笑顔でいながら。 一人になった時、胎の子には呪詛の言葉を浴びせ続けました。 そして臨月を迎えた時、境界線に居る事に耐えられなくなった彼女は、自ら命を絶ちました。 お腹の子と共に、彼女は埋葬されました。 母親の腕に決して抱かれる事のなかった赤ん坊は、月の無い夜、冷たい棺の中で産声をあげました。 呪詛の言葉と母親の憎しみを子守唄として胎内で聴かされつづけた赤子は、「死」というものがもう身体の一部となってしまっていたのです。