短気で怒りっぽいが反面アッサリ風味。頭に血が昇ると周りのことが見えなくなる傾向有り。自分が傷つくことに鈍感で、放っておくとどこまでも追い詰めてしまう。
最初の家族は父と母、それに双子の妹という割と何処にでもある平凡な構成だったが、父親は酒呑みですぐに暴力をふるい、母はそんな父に愛想をつかして子供たちがまだ幼いうちに家を出て行ってしまう。後に残された兄妹はろくに学校にも行けず父親の罵声と暴力に曝される日々。加えて双子の妹が生まれつき体の弱いこともあり、そんな暮らしにこのままずっと耐え切れるものでもなく、12の時に二人は家を捨て逃げ出す。 宛も無く裏通りを彷徨っている時に、一人の人物―ガルス裏社会に顔に広い朔良に拾われ、そのまま彼の元に居付く。変わった人間で裏の読めないところはあったが実の親よりもよっぽど信頼できるその相手は、次第に家族のようなものになっていった。 朔良の仕事の手足として働きながら、一人二人、"家族"のメンツも増え友人も出来。どれもこれも曲者揃いながら彼にとって其処はとても居心地のいい"家"であった。 17の時のこと。身体の弱かった妹が家から出て行ったきり戻ってこない。そしてその後に友人である情報屋より彼女の死を知らされた。半身を失った喪失感は大きく、一年経った今でも痛いほどに引き摺っている。だが、彼には果たさなければならないことがあった。 未来は全く見えないが立ち止まることも出来ず、ただがむしゃらに走り続けている。